教界ニュース

 

教皇、スーダン情勢を憂慮しコルデス大司教派遣

 【CJC=東京】バチカン放送によると、教皇ヨハネ・パウロ二世は、人道的危機の続くスーダン西部ダルフールの状況を憂慮、教皇庁開発援助促進評議会議長のポール・ヨセフ・コルデス大司教を現地に派遣した。
 ダルフール地方では、アラブ系民兵による黒人住民の襲撃が続き、推定で数万人の犠牲者と、100万人以上の難民を国内外に出している。この危機的状況を国連のアナン事務総長は「民族虐殺」以外の何物でもないと非難、人道・治安の面からスーダン政府に警告を続けている。
 コルデス氏はスーダンの首都ハルツームで、現地のバチカン大使とハルツーム大司教のワコ枢機卿と会談。さらに国連関係者の協力の下、ダルフール入りし、ニヤラの難民キャンプを訪問する。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/07/26