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ビザ規則変わりフィンランドの神学者が米国から退去へ

 【ニューヨーク=ENI・CJC】米国では福音派系で著名なフラー神学校に2000年以来在籍していたフィンランド人の組織神学教授ヴェリマッティ・カルッカイネン氏が米国を退去することになった。9・11事件を契機に学者やジャーナリストに対するビザ規則が変更されたため。
 同氏はフラー神学校の正教授としての身分は保証されているが、同校が特定の教派に属していないことから、宗教学校の分類に該当しないとされ、今回の措置につながったと見られる。
 カルッカイネン氏はペンテコステ派。新ビザ規制が福音派キリスト者であるジョージ・W・ブッシュ大統領と、ペンテコステ派のジョン・アシュクロフト司法長官の下で行われたのは皮肉とも言える。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/08/02