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チリの聖職者殺人に『悪魔主義』が関連

 【サンチャゴ(チリ)=ZENIT・CJC】チリ・カトリック教会サンチャゴ大聖堂で7月24日、ファウスティーノ・ガッジエロ・ステファーニ神父(68)が7月24日、ミサ執行後に殺害された。
 サンチャゴ大司教フランシスコ・エラズリズ枢機卿は25日、事件の背後にチリの『悪魔主義』グループが存在する、と指摘した。
 枢機卿は『悪魔主義』グループ規制法案に関心が持たれていないことを遺憾としている。「彼らが神父を殺したのは、その信仰と、イエス・キリストの聖職者であることが理由なのだ」と、枢機卿は語った。「魔王、暗黒の王子、は光に対する戦いを続けている。あたかも彼が、今やすべての人間を照らすいのちであり、希望であり、光であるイエス・キリストによって既に破られていることを忘れているかのようだ」と言う。
 捜査当局は、襲撃犯をロドリゴ・オリアス・ガジャルド(25)としている。
 オリアスは黒ずくめの服装で、ナイフを所持、襲撃後に自殺を図った、と当局は明らかにした。警察は、オリアスが精神障害とか薬物の影響を受けてはいないとしている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/08/02