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イラクで教会連続爆破、礼拝中で死傷者多数

 【CJC=東京】イラクの首都バグダッドと北部モスルで8月1日夕、キリスト教会近くでそれぞれ爆発があった。日曜の礼拝中だったこともあり、死傷者が多数出ている。
 爆発が短時間に続けて起きていることから、組織的に教会を標的にした同時テロの可能性が強い。キリスト教会を狙った本格的な同時多発テロは初めて。
 内務省筋はロイター通信に、バグダッドで4カ所、モスルで2カ所の教会で爆発があり、「相当数の死傷者を予想している」と語った。ただモスルの警察は、教会攻撃は1件だけ確認している、と言う。
 米軍スポークスマンは、バグダードの4件のうち3件が自動車による自爆テロだ、と語った。
 アルメニア使徒教会は爆発でステンドグラスが粉砕され、熱で溶けた金属が飛び散った。
 15分後に近くのアッシリア福音教会で爆発があった。救急車運転手は、少なくとも2人が死んだと言い、米軍当局は負傷者を50人以上としている。
 バグダッドでは最近、酒を販売するキリスト者に対する攻撃が続いていた。イラク国内のキリスト者は現在80万人と推定される。その多くはバグダッドに居住している。□

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