【ニューヨーク=ENI・CJC】カトリックとメノナイトの学者が7月26日から28日まで、「超教派的な視点から見た16世紀の殉教」を主題に米ミネソタ州カレッジビルで会議が行われた。中では研究機関の常設も取り上げられた。
会議主催者の1人イワン・コフマン氏は、この問題についての学問的な関心が高まっている、と言う。
メノナイトは、その起源を16世紀のオランダのカトリック司祭だったメノー・シモンズにまでたどれる。彼は「アナバプテスト(再洗礼派)」と呼ばれる急進的な宗教改革運動を進めた。その追随者数千人が16世紀に、カトリックや他のプロテスタントから殺されるなどの迫害を受けた。
今回の会議は、バチカン(ローマ教皇庁)キリスト教一致評議会とメノナイト世界会議の5年にわたる対話から出て来たもの。□