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妊娠中絶擁護派に聖体拒否、3司教が声明

 【CJC=東京】EP通信によると、米カトリック教会で東南部のアトランタ、サウスカロライナ州チャールストン、ノースカロライナ州シャーロット各教区司教は8月4日、妊娠中絶の立法化を支持する政治家には聖体を拒否すると言う趣旨の共同声明を発表した。
 3司教は、妊娠中絶を「本質的に不正」とし、「意思による妊娠中絶を一貫して支持するカトリックの公務員は公式に悪に協力している」と主張した。
 3人は、妊娠中絶擁護法を支持するカトリック公務員は「その姿勢に固執する限り、聖体受領から排除されるべき状態という明白な重罪に陥っている」と結論を下した。
 セントルイスのレイモンド・バーク大司教が、この1月、民主党のジョン・ケリー大統領候補に、妊娠中絶権利を支持している、として聖体を拒絶すると語った。今回3司教は、聖体拒否撤回のために厳しい条件を示したもの。共同声明への参加を拒否した司教も複数いると言う。
 ノースカロライナ州ローリー教区のジョセフ・ゴスマン司教は、政治家が自ら決断すべき問題だ、と自らの姿勢を明らかにしている。□

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