教界ニュース

 

カトリック記者がフィリピンで殺害される

 【CJC=東京】フィリピンのカトリック放送局『ラジオ・ベリタス』のフェルナンド・コンシグナード記者が8月12日、マニラ東南約150キロのラグナ州ナグカルランの自宅で死んでいるのを隣人に発見された。頭部を撃ち抜かれており、他殺として警察が動機を含め調査している。
 フィリピンでは1986年の民主体制復帰以来、ジャーナリスト殺害はこれで48件目。ここ3週間以内に殺されたジャーナリストでは4人目になる。
 フィリピンのジャーナリスト殺害件数は、コロンビアと同じで、世界一危険な国に数えられる。
 事件防止のため、ジャーナリストが武装してはという提案まで出されている。むろん反対の声も上がっている。殺された記者の多くが、地方に拠点を置き、現地州政府に批判的である。
 一方、軍側は、差し当たり30人の軍人に10日間の訓練をし、メディアに従事させる、と言う。
 一般記者と同様の活動をするというこの計画には、「ニュースを管理しようとするもので、フィリピンの民主的なスペースを圧迫する最新の兆候」とジャーナリスト連盟は非難している。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/08/23