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世界改革教会連盟の姿勢に米国の長老派当惑

 【CJC=東京】世界改革教会連盟(WARC)は総会をガーナの首都アクラで7月30日開催、8月13日に「アクラからの書簡」を発表して閉幕した。
 総会では米長老教会(PCUSA)のカークパトリック大会副議長が連盟議長に就任したが、書簡は米国教会に挑戦的な内容で、驚きをもって迎えられている。
 書簡は、総会での代表の意見を元にまとめられたが、代表の中には米長老教会からの11人も含まれている。その書簡が厳しい論理でグローバル経済の不正が、数百万人もの人々を貧困のままに捨て置いている、と指摘している。
 米長老教会もそのような不正を糾弾する姿勢を取っては来たが、WARC総会の声明は、問題を「キリスト教信仰の尊厳」への脅威のレベルにまで引き上げている。
 書簡は「世界が今日、抑圧的な帝国の影の下で生きている、と私たちは見る」とし、「これは全地球上で、富者と貧者との間の分裂を強化する広範な経済的政治的権力の集積を意味する」……私たちはこれが単なる「問題」ではなく、信仰告白の核心に迫るものなのだ、と認識するとしている。□

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