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ベトナムでキリスト者96家族を強制移住

 【ワシントン=CJC】米ワシントンに本拠を置く人権擁護団体『国際クリスチャン・コンサーン』によると、ベトナム・ラオカイ省でキリスト者96家族約600人が、1000キロ南方のビンスアン省へ着のみ着のままで追放された。全財産を残したまま、バスをチャーター出来るまでの1日は密林の中を歩かされたという。
 ビンスアン省に到着して見ると、定住し耕作するための土地は少なく、22家族が落ち着いただけで、残りの家族は安住の地を捜して、なおさまよっている。定着した家族も、井戸がなく、川の水を飲まなければならず、下痢する危険があり、マラリアにも悩まされている。カヤも持って来なかったからだ。
 これまでも政府による強制移住は行われていたが、規模としては今回が最大級のもの。「キリスト教を根絶する」のが狙いと見られるが、政府はそのような事実はないと否定してきた。□

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