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抗争激化の中で聖地巡礼持ち直す

 【CJC=東京】中東紛争のあおりを受け、激減していた聖地巡礼が、2003年には僅かながら持ち直した。
 2001年ニューヨークで発生した同時多発テロ事件以来、観光客は全世界で激減、イスラエル観光局によると2000年には300万人が聖地を訪れていたものが、02年には65万人に激減した。それが03年は75万人と微増したと米EP通信が報じている。
 キリスト者は自らの信仰が真理であり、それは歴史的な事実に基づいていることを確信するために聖地巡礼に熱心なのだと見られている。国内で巡礼はじめ観光客が落とすカネが1000億円にも達するとなると、同国では圧倒的なユダヤ教から見れば「異端」のキリスト者であっても、観光関係者が観光客の増加を願うのは当然のことだろう。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/09/28