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ENI通信が10周年迎える

 【ジュネーブ=ENI・CJC】世界のキリスト教と教会のニュースを提供する目的で、世界教会協議会、ルーテル世界連盟、世界改革教会連盟、欧州教会協議会が1994年9月に設立したENI通信(本部ジュネーブ)が10周年を迎えた。
 ENI通信は、全世界50国以上のマスメディア、教会新聞、研究機関や教会関係者にニュースを提供している。「これら新聞、テレビ、ラジオやインターネットのウェブ・サイトは、教会や宗教に関する、より信頼できるニュースを全世界にわたって欲している。この分野のニュースは今後さらに需要が増える」と、ピーター・ケニー編集長は言う。同氏は2002年にENI通信に関係するまで20年以上にわたって印刷メディアと電波媒体で働いていた。
 ENI通信は、ジュネーブ本部の編集者5人と、各地のパートタイム通信員30人で活動している。「94年、ENI通信は開設4カ月でニュース記事179本を送り出した。翌95年は543本、2003年には701本を発信した。そして今年はすでに640本送り出した」とケニー編集長は言う。
 開設以来在籍しているスティーブン・ブラウン次長は、「電子メールやウェブのような新技術がENI通信の仕事を一変した。ENI通信を始めた時は、ニュースを送るのにファックスを使用しなければ、と思っていた」と言う。
 ジュネーブからは英語とフランス語で発信されているだけだが、ニュースはアフリカーンス語、中国語、オランダ語、日本語、インドネシア語、イタリア語、ドイツ語、フィンランド語、スペイン語などに訳出、利用されている。(注=日本語には、現在CJC通信が訳出している。)□

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