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第一神殿時代の遺物に「アロンの祝祷」

 【CJC=東京】米国とイスラエルの研究者が、いわゆる「バビロン捕囚」の前の第一神殿時代に「モーセの五書」が存在していた証拠を発見したと主張している。
 イスラエルのバルイラン大学のガブリエル・バーケイ教授が1979年にエルサレムの旧市街西南、ヒンノムの谷の向こう側で、同時代のものとされる墓から銀製の護符を発見した。米南カリフォルニア大学のブルース・ザッカーマン教授らが、保存状態の悪かった護符に、民数記6章の「アロンの祝祷」が彫られているのを、写真とコンピューター技術を駆使して確認したと言うもの。「米東方学界ブレティン」の最近号に掲載された。
 護符が第一神殿時代のものだとすると、聖書の存在を示す現存の資料としては最古の「死海写本」よりも古く紀元前600年にまでさかのぼることになる。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/10/05