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ロシア正教会がモスクワで主教会議

 【CJC=東京】ロシア正教会はモスクワの救世主大聖堂で10月3日から8日まで、21世紀における教会の指針を決定するため主教会議を開催した。高位聖職者160人が参加し、アレキシー二世総主教が議長を務めた。イタル・タス通信が報じた。
 「現代世界の否定的傾向は、困難な課題の解決をこの会議の課題としている。私たちは異常なこれまでになかった世界の動向に対し無作為、怠惰であってはならない」と、アレキシー二世は述べ、新たな問題の中で倫理的な堕落と新異教主義を特に取り上げた。
 主教会議の議題としては、教会生活、政府・社会との関係、宗教教育、伝道、慈善、修道生活などが上げられている。HIV/エイズの防止、ロシアの人口問題、健全な道徳維持への参画なども上がった。国外のロシア正教会との関係検討と再一致への展望も課題。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/10/14