【ナイロビ=ENI・CJC】ルワンダ・カトリック教会のサッディー・ヌティヒニュルア大司教は、1994年の大虐殺後に設立された『ルワンダ国際戦犯法廷』(ICTR)で裁判中のルワンダ人アタナセ・セロンバ司祭との関係はない、と主張している。ICTRはタンザニアのアルーシャに設置されている。
セロンバ司祭は、ルワンダでは少数派のツチ族50万人以上と多数派フツ族からも犠牲者を出した大虐殺事件の際、教会に保護を求めて来た避難民2000人の殺害を指示した、として訴追された。同司祭は容疑を否認している。
大司教は「セロンバ司祭は個人の立場で要求に応じたのだ。決定は法廷次第だ。カトリック教会は大量虐殺に何らかの方法であれ関係していない」とヒロンデル通信に語った。□