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香港のキリスト教出版社が中国本土市場に意欲

 【CJC=東京】香港のキリスト教出版6社が9月2日から6日まで北京で開かれた第11回北京国際図書見本市に出展した。中には初出展の出版社もあったが、それぞれに大きな手ごたえを感じたようだ。
 今回の見本市は「本と平和」をテーマに、中国政府自ら運営したもので、42国から数百社が984小間(ブース)の出展があった。
 今回成立した出版契約、翻訳契約の数は明らかにされていないが、2003年には8000以上の契約が調印されたという。
 香港のロゴス出版社のダニエル・ツォイ社長も今回初めて参加した1人。香港のキリスト教出版社は中国本土のキリスト者に出版物を届けたいとの意欲がある、とカトリック系UCAN通信に語った。他社のこれまでの成果を見ても、「本土の出版市場は開かれ、成熟している」と言う。
 中国語聖書のCBI社も、見本市で直接成果を上げることより、存在を示すことに重点を置いたと言う。同社のスタンリー・シュム・チーチウ支配人もUCAN通信に「香港のキリスト教出版社は明らかに、本土市場への参入を目指している」と語った。
 ブースへの出展はそれほど経費がかからない。出展料、見本や関税などで最低1万5000香港ドル(約20万円)だ。□

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