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「セントバーナード」もう手に負えぬと修道会が売却計画

 【CJC=東京】スイスでもと言うより世界で一番高い所にある教会は修道会アウグスチノ会が運営しているが、そこの修道院は救護犬「セントバーナード」を飼育していることでも知られている。ところがその犬をオークションで売却する計画が明るみに出て、一騒ぎになった。
 CNS通信によると、スイス観光局マルティニ事務所のバーバラ・ジーグラー所長は、売却計画を再考するよう求めている。「私には理解出来ない。これらの犬は修道院の主要な収入源なのに。売ってしまう理由は全然ないではないか」と言う。
 修道院のベアトリス・トロアレ報道担当は、現在いる34匹はその務めを十分果たして来た、と言う。自身「スイス・セントバーナード協会」の会員でもあるが、雄のセントバーナードは最大体重100キロで、毎日2キロの肉を平らげる。修道院は全寮制の学校も運営しており、毎年5万人も来る観光客の応接もあり、経費の面からも犬の面倒を見切れなくなっている。この30年間は救助実績もないという。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/11/01