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救世軍が首位に復帰=米国の募金活動

 【ニューヨーク=CJC】慈善活動専門の米「クロニクル・オブ・フィランソロピー」紙によると、全米で募金に成功した上位400団体の首位に2003年は救世軍が13億ドル(約1400億円)を集め返り咲いた。前年の首位は米赤十字社で9・11同時多発テロ事件の影響もあり10億ドル(約1080億円)を集めたが、今回は5億8750万ドル(約635億円)で8位に下がっている。救世軍は今後当分は首位を続けそうだ。
 2位は前年4位から上昇した米ガン協会の7億9400万ドル(約858億円)。
 2003年の400団体への拠金は471億ドル(約5兆円)と前年より2・3%増加した。前年の1・2%減からすると、回復基調に入ったものと見られる。ただ90年代は増加率が2ケタだったこともあり、米国の募金運動が全面的に回復したとは言えない。全米の85万団体への拠金総額が2470億ドル(約26兆6800億円)と推定されるので、上位400団体に2割が集中したことになる。
 ベストテンの3位以下は次の通り。
 (3)国際ギフツ・イン・カインド、(4)YMCA、(5)ルサラン・サービシズ・イン・アメリカ、(6)アメリケアズ財団、(7)フィデリティ・チャリタブル・ギフト基金、(8)米赤十字社、(9)フィード・ザ・チルドレン、(10)ハーバード大学。
 「宗教団体」として分類された17団体の中でトップ200に入ったのは次の10団体。
 (23)国際キャンパス・クルセード・フォア・クライスト、(46)ウエスレアン教会、(98)キリスト教放送網、(104)トリニティ放送網、(108)ヤング・ライフ、(116)フォーカス・オン・ザ・ファミリー、(120)ウイクリフ聖書翻訳協会、(132)ナショナル・クリスチャン財団、(170)ビリー・グラハム伝道協会、(180)ザ・ナビゲーターズ。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/11/01