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同性愛者の「結合」祝福禁止は考えられず=米聖公会

 【CJC=東京】米聖公会(英国国教会)は昨年ニューハンプシャー教区主教に公然同性愛者を任命して、波紋を広げたが、フランク・グリスウォルド総裁主教は10月24日、同性愛者の「結合」祝福の停止という『ウインザー・レポート』の指示は考えられないことだと思うと述べた。
 米聖公会の主教は来年1月、同性愛と教会の一致に関し、ランベス委員会が10月18日発表した『ウインザー・レポート』について検討する予定だ、とグリスウォルド氏は言う。
 『ウインザー・レポート』は、米聖公会が、全世界7700万人の『アングリカン・コミュニオン』(聖公会世界共同体)に連なる諸教会による「愛のきずなの適切な規制」を破ったとし、「遺憾の意を表する」よう求めている。また、同性間の結合を祝福する米国とカナダ教会の方針がキリスト教信仰の「正統な適用」でないとして、その停止と陳謝を求めている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/11/01