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バチカンが「教会の社会教説の要綱」発表

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)の正義と平和評議会は10月25日、「教会の社会教説の要綱」を発表した。神に与えられた人間の尊厳と全世界の人々の公益を促進する責務は、カトリック教会に社会問題について発言することを求めている、としている。
 教会の社会教説は、公的なまた社会生活の種々相を判断する基準を提供し、「キリスト教倫理の要求に一致させる」指針を示す、と言う。
 教説は、家庭生活に影響を与える政治、戦争、経済、環境、労働、法律に関連するものを含んでいる。「社会教説は教会の倫理的な教示の一部であり、倫理的教示と同等の権威がある」と言う。
 正義と平和評議会スタッフは25日の記者会見で、社会教説は教会の倫理的な教示に関係するので教理省の検討を経て承認されたと語った。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/11/01