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信教の自由の制限が宗教間対立を悪化、と国連警告

 【ニューヨーク=CJC】国連の「信教の自由に関する特別報告者」事務所は国連総会社会人道文化委員会に提出した年次報告で、多くの国で宗教コミュニティ間の緊張が増大しており、それは政府が信教の自由を制限しようとしても、事態を悪化させるだけだと警告した。
 新たに特別報告者に任命されたアスマ・ジャハンギル氏は、政府は宗教的な緊張が暴力的な衝突に転化しないよう「微妙な役割」を果たさなくてはならない、と指摘した。
 「様々な意見の微妙な違いの間、また宗教的な諸方向を越えて、国のレベルで偏向が増大している。地域的また国際レベルでの対話が必要だ」と言う。
 ジャハンギル氏は、テロ対策として宗教の自由を不当に制限する例があり、それがさらに不寛容を増す危険がある、と述べた。□

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