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米NCCがウイグル族捕虜問題で政府を追及

 【CJC=東京】米教会協議会(NCC)のロバート・エドガー総幹事は10月29日、コリン・パウエル国務長官に宛てた書簡を発表した。キューバのグアンタナモ湾に置かれた米海軍基地に拘置されているウイグル族中国人のイスラム教徒に関して責任を取るよう要求している。
 グアンタナモ基地に拘置されているウイグル族囚人に関して、これまでもNCCは政府を批判して来たが、今回は亡命を認めるべきだというもの。グアンタナモ基地には数百人規模の拘置者がいると言われるが、その中の20〜30人がウイグル族と見られている。
 対テロ戦争がアフガニスタンとパキスタンで2001年に始まって以来、米軍によって捕らえられ、収容されたものの、このほど釈放された。ただ独立運動がからんでいるだけに、釈放されたウイグル人は中国への帰還もままならず、受け入れ国も名乗りでないことから身元が宙に浮いたまま。
 エドガー氏は、米政府がこれらウイグル人を亡命者として米政府政府が受け入れることで、その責任を果たすよう要求したもの。「米国の政策で生まれたこの気の毒な境遇は、立派な方法で正されるべきだ」とエドガー氏は語った。□

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