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米長老教会への脅迫をユダヤ人団体が非難

 【シンシナチ(米オハイオ州)=ENI・CJC】米長老教会(PCUSA)が「反イスラエル、反ユダヤ」だとしてテロ脅迫を受けた。同派本部は、警備を強化するとともに、所属1万1000教会に警戒を促している。
 米ユダヤ人団体は、暴力非難の姿勢を示している。「礼拝の家に対する暴力の脅威は、どこであれ耐え難い」と、米ユダヤ人委員会(AJC)の報道担当者は語った。
 AJCは「イスラエルで事業を行っている企業への投資を引き上げる、という長老教会の決定は、和平への道を危うくする経済的ボイコットとして反対する。しかし違いは暴力では解決されない」と指摘した。また米政府がテロリスト集団として警戒している『ヒズボラ』と接触した職員2人を同派が解任したことを評価している。AJCはこれまでも対イスラエル投資問題などで同派と会談して来た。
 長老教会に対しては、『改革派ユダヤ教連合』のラビ・エリック・ヨッフィーやユダヤ人人権機関『サイモン・ウィーゼンタール・センター』も連帯を表明している。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/12/06