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クリスタル・カテドラルの指揮者が発砲事件の後に自殺

 【CJC=東京】米RNS通信がAP通信報道として伝えるところでは、メガチャーチ(大規模教会)の代表格ともいえる、カリフォルニア州ガーデングローブのクリスタル・カテドラル(主宰ロバート・シュラー牧師)の指揮者ジョニー・カール氏(57)が12月16日午後、事務所で発砲事件を起こし、逮捕に向かった警察と9時間にわたってにらみ合いの末、17日朝、自宅の浴室で自殺しているのを発見された。他に死傷者は出ていない。
 シュラー氏(78)は「ジョニーは私たちの教会の家族の愛されたメンバーであり、親密な友人だった」と声明で「深い悲しみ」を表した。
 カール氏は、約30年にわたって同カテドラルのスタッフであり、作曲家、指揮者として世界的に知られていたが、うつ病に悩まされていた。
 クリスタル・カテドラルは12月23日、「クリスマスのグローリー」公演を中止したが、翌24日には再開を発表した。公演はクリスマス・キャロルが歌われる中、天使や生きた動物が空中を飛ぶことで評判になっている。
 事件が起きた時、自宅にいたシュラー氏は警察が設立した対策本部に詰めた。カール氏のために吹き込んだメッセージ・テープを警察は再生出来なかったと言う。
 カール氏は、カテドラルのために編曲し、クリスマスとイースターには音楽監督を務めていたその作品はセリーヌ・ディオンやジョン・テッシュなどの芸術家、ロンドン交響楽団などにより演奏された。
 シューラー氏のスポークスマン、マイケル・ネイスン氏は、「ちょうど周辺で問題が起き、対人関係や仕事上のことなどで圧迫感があったようだ」とカール氏が過去に落胆状況にあったと述べている。□

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