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「メリークリスマス」は不当か米で議論

 【CJC=東京】「メリークリスマス」に代わって「ハッピーホリデーズ(幸せな休日を)」――。特定の宗教を明示しないあいさつが、米国内で目立つようになった、と朝日新聞が報じている。12月には、ユダヤ教徒やアフリカ系米国人の休日もあり、クリスマスだけを祝うのは「政治的公正(ポリティカル・コレクトネス)」に反するとの風潮が年々強まっているためだと言うが、キリスト教右派からは「クリスマスに対する差別だ」と反発する動きも出ている。
 チェーンストア「ヘクツ」の店内には数年前から「クリスマス」の文字が見あたらない。デパート「メーシーズ」も、一部の店で「メリークリスマス」を「シーズンズ・グリーティング(季節のごあいさつ)」に改めたところ、キリスト教団体から不買運動を起こされた。
 反ユダヤ主義に基づく差別に反対する「反中傷連盟」(ADL)は、政治的公正を求める立場から「我々が気にするのは公教育の場だ。キリスト生誕の場面などの絵は公教育にふさわしくない」としてガイドラインづくりを求めていると言う。□

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