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聖地ベツレヘムからキリスト者の流出止まらず

 【CJC=東京】イエス・キリスト生誕の地、パレスチナ自治区ベツレヘムでもクリスマスを迎えたが、キリスト者の聖地からの流出が止まらない。カトリック信者のハナ・ナセル市長は「キリスト教徒のいないベツレヘムなんて想像したくない」と嘆いている、と共同通信は伝える。
 ベツレヘムは、ユダヤ人入植地に囲まれている。イスラエルは入植地やエルサレムをテロ犯侵入から守るとの目的で周辺に分離壁を張りめぐらし、「聖地の孤立化」が進んでいる。
 ナセル市長によると、イスラエル建国の1948年、ベツレヘムの人口の95%はキリスト者だったが、パレスチナ紛争の激化に伴って大量のイスラム教徒が流入した。両教徒ともパレスチナ人だが、2000年秋にパレスチナ、イスラエルの武力衝突が再燃してからはキリスト教徒の流出が激しくなり、現在は約4割にまで減った。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/12/28