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ベツレヘムで紛争激化以来5回目のクリスマス

 【CJC=東京】キリスト生誕の地、パレスチナ自治区のベツレヘムはエルサレムのすぐ南にある。2000年秋の紛争激化以来5回目のクリスマスを迎え、聖カテリナ教会で12月24日深夜から行われた恒例のクリスマスミサには多数の巡礼者や観光客の姿が見られた。
 パレスチナ自治政府の故アラファト前議長は2000年にミサに参加して以降、イスラエルが同市訪問を認めなかったため、出席できなかったが、今年はパレスチナ解放機構(PLO)のアッバス議長が出席した。パレスチナ人の大半はイスラム教徒だが、ベツレヘムは人口の約4割がキリスト者。
 ただ街の周囲ではイスラエルによる分離壁の建設が進み、国連が20日に出した報告書によると、00年には月9万人を超えていた観光客が今年は月7200人と激減している。
 カトリック教会のサバハ・エルサレム総大司教は21日に「分離壁はベツレヘムを巨大な監獄にした」というクリスマスメッセージを発表した。□

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