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WCC総幹事らが気候変動との関連を指摘

 【CJC=東京】世界教会協議会(WCC)のサム・コビア総幹事は12月30日、今回の大津波のような災害が地球規模の気候変動が引き金になる危険を各国指導者が意識するよう訴えた。
 「今回のような規模の惨事に打ち勝つには地球規模の努力が必要なことを悟るべき時だ。私たちが地球規模で結ばれていることを、犠牲者に最貧国の貧困階層と休日を楽しんでいた富裕国の人々双方が含まれることが示している。さらに津波による被害がアジアだけでなく、ソマリア、ケニア、タンザニア、セイシェル諸島などにも及んでいる」と指摘した。
 「これは気候変動が何を世界に与えているかの警告であることは明確だ」として、同総幹事は温室効果ガス排出を規制する京都議定書に調印していない有力国に呼び掛けた。現在、中国、インド、サウジアラビア、米国などが同議定書に調印していない。
 ルーテル世界連盟(LWF)のイシュマエル・ノコ総幹事も、今回の災害が気候変動の危険の警告だ、と指摘した。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/01/03