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骨董偽造し聖書裏付ける遺物に仕立ててイスラエルで5人起訴

 【CJC=東京】イスラエル検察当局は12月29日、骨董(こっとう)品に手を加えて聖書の記述を裏付ける遺物を偽造し、売りさばいていたとして、収集家や業者らイスラエル人4人とパレスチナ人1人をエルサレム地裁に起訴した。起訴状によると、偽造行為は過去20年以上も続き、数百万ドルで国内外に売却されていた。
 起訴された中にはイスラエルのハイファ大で碑銘学を教えていた専門家もおり、イスラエル政府考古局は「彼らは歴史を書き換えようとしていた。発見されたのは氷山の一角」と語っている。聖書がらみの収蔵品を持つ博物館は再鑑定を迫られそうだ。
 偽造品の一つの骨箱は、アラム語で「ヤコブ、ヨセフの息子、イエスの兄弟」という銘が刻まれていたことから、キリストの兄弟のヤコブのものとされていたが、これは2003年6月に偽物と判断されていた。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/01/10