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スマトラ沖地震:バングラデシュ『カリタス』とYMCAも救援に立ち上がる

 【CJC=東京】バングラデシュは今回のスマトラ沖地震による津波被害が比較的軽微だったことから、カトリック救援団体『カリタス』とキリスト教青年会(YMCA)は祈り、資金、災害対策専門家を近隣諸国の悲劇に応じることとした。
 首都ダッカのテオトニウス・ゴメス補佐司教は1月5日、国内各地のカトリック者が死者のため、また生存者のために祈っている、とカトリック系『UCAニュース』に語った。『カリタス・バングラデシュ』は、インドとスリランカに5000米ドル(約50万円)を送ることにした。
 今回の津波で、バングラデシュでも南部沿岸と近海諸島で、判明している限り、死者2人、負傷者も少数に止まっており、大災害には至っていない。
 ゴメス司教は隣国の悲劇に対応しようとしている各地教会の努力に言及、「バングラデシュ司教会議とカリタスで被災者救援について協議した。国際的な援助への協力に努める」と述べた。
 『カリタス・バングラデシュ』のベネディクト・アロ・ドロサリオ会長は、スリランカで活動している国際カリタスの緊急支援チームにスタッフ2人を派遣すると語った。2人とも災害救援と復興活動に25年以上の経験があると言う。
 バングラデシュ・YMCA協議会はボランティア12人の救援チームを2週間の予定でスリランカに派遣すると言う。12人は全員キリスト者。
 同協議会のマルセル・A・ゴメス会長は、チームには医師4人がおり、YMCA世界同盟の協力を得ていると語った。また国内各YMCAにスリランカ救援のため目標3000ドル(約30万円)の募金を呼び掛けた。「これまでわかったところでは、スリランカの沿岸地区で4カ所のYMCAが大きな被害を受けている。それにも援助したい」と言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/01/10