【CJC=東京】東方正教会のクリスマスはユリウス暦の12月25日、グレゴリオ暦では1月7日になる。
モスクワのキリスト救世主聖堂ではモスクワ座のアレキシー二世総主教が司式して深夜ミサが行われ、ミハイル・フロドコフ首相始め約1万1000人が参列した。総主教は平和のため、また北オセチア共和国ベスランの中学校占拠虐殺事件の犠牲者を覚えて祈り、「神が全ての人に、平和、喜び、兄弟愛、美徳、知恵、希望を賜るように」と語った。
ウラジミール・プーチン大統領はモスクワ北方150キロにあるゴロドニア村の600年の歴史ある教会のミサに出席した。大統領は「ロシア正教と他の伝統的なキリスト教は社会の精神的な基盤の保持、国内平和の強化、新世代の教育に最も重要な役割を果たす」と挨拶した。
共産党政権下ではグレゴリオ暦が採用され、1月7日も平日だったが、現在はまた祝日と定められている。□