【CJC=東京】共同通信によると、英BBCテレビが1月8日夜に放映した人気ミュージカル「ジェリー・スプリンガー・ジ・オペラ」に、イエス・キリストや聖母マリアを冒とくする内容が含まれていたとして、英キリスト教団体『クリスチャンの声』が宗教冒とくの罪でBBCを告発する構えを示している。
この作品は米テレビの過激なトーク番組を題材にして作られ、2002年以来、ロンドンの劇場でヒットを続けてきたが、キリスト教を冒とくしたとも取れるシーンがあるため、BBCには放映前から中止を要求する電話やメールが相次ぎ、放映反対のデモも行われた。
8日の放映では、視聴者に繰り返し「宗教上、表現上の問題がある」と警告したが、それが逆効果となってか視聴率は10%前後に達したという。□