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成熟して自己防衛意識薄まる、と『オプス・デイ』報道担当

 【CJC=東京】ローマ・カトリック教会内で最も保守的な宣教修道組織として知られる『オプス・デイ』は1928年、スペインのマドリッドで創立以来、世界各地に会員約10万人を擁するまでになっているが、伝統重視、原理主義的な側面を持ち、「秘密結社」の一種だとまで言われてきた。しかし最近は組織成熟の現れか、教皇ヨハネ・パウロ二世の強力な支持もあり、自己防衛的姿勢が薄れ、ジャーナリストや一般社会とも接触するようになっている。
 『オプス・デイ』はカトリック教会では信徒運動ではなく「属人区」とされているが、教会内に出現してきた様々な信徒運動団体と類似した所がある。
 ローマ駐在の『オプス・デイ』の報道担当マルコ・カロッギオ氏は「教会内に多様性が増しており、『オプス・デイ』への対応も平静になり、疑念も薄れた。私たちの特別な地位へ執着していたことが横柄に見えたように思える」と、04年11月に語った、と米カトリック系CNS通信は報じている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/01/18