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米宗教の自由委、イラクの宗教的少数派にテロの脅威を指摘

 【CJC=東京】イラクで増加している宗教テロは「非イスラム教の少数派に深刻な影響を与えている」、と米国の『国際宗教の自由』委員会がジョージ・W・ブッシュ大統領宛の書簡で警告した。書簡は12月24日公表された。
 同委員会は、昨年5月にイラクを宗教の自由を最も阻害している国のリストからはずしたばかり。ところが8月以降、カルド・アッシリア、マンデ(聖ヨハネによるキリスト者、サービア教徒)、ヤズィード教徒(混交宗教)など古来からの宗教共同体が昨年8月以来、暴力の増大で危機にひんしている、と指摘した。
 同委員会は独立連邦機関として1998年国際宗教自由法により設立された。全世界の宗教の自由阻害事情に関し、大統領、国務省、議会に毎年報告する。
 現在のメンバーに、カトリック教会のチャールス・J・チャプト大司教(デンバー)とリカルド・ラミレズ司教(ニューメキシコ州ラスクルーセス)の2人が入っている。□

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