【CJC=東京】インドネシアのイスラム教評議会は、通常では「ハラム」(摂取禁止)とされる救援食糧をスマトラ沖地震と津波被害の生存者が食べることを容認した。同評議会のアミダン議長は当分の間、緊急食糧の許容程度を問題にしない、と宣言したことを1月12日、カトリック系UCAニュースに明らかにした。
通常では、イスラム教徒は、「ハラル」(宗教的に合法な食物)とされたものだけを食べることが許されている。豚肉や獣脂、それらの調理品やアルコール飲料は「ハラム」とされ、飲食が出来ない。
アミダン議長は、被害地のイスラム教徒が豚肉など明確に「ハラム」でなければどんな食物も食べることができると説明している。□