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津波被害、救援か伝道かで意見対立

 【CJC=東京】米EP通信によると、南アジアの津波犠牲者を援助している組織の中で、キリストの福音を伝える機会として現状を利用するかどうかで意見が対立している。
 『カトリック救援奉仕』(CRS)のウィリアム・ヘッドリー副代表は証しの機会ということには反対だ。「これは伝道のための時ではない」として、今回はキリスト者が行動で語る時だったのだ、と言う。
 一方、『ゴスペル・フォア・アジア』(GFA)のK・P・ヨハンノン代表は、全く別の意見で、悲惨な津波は、被災者が福音をより受け取りやすくしたと言う。「今では私たちが死、永遠、未来について語ると、人々の聞き方が変わってきた。鉄は熱いうちに打て」と述べた。
 GFAは被災地域に長年にわたって宣教師を送り出して来たが、宣教師たちは今、救援物資を送ると同時に、被災者とともに祈り、新約聖書を手渡している、と言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/01/25