【CJC=東京】自動車F1界の“帝王”、ミヒャエル・シューマッハー氏、ルーベンス・バリチェロ氏らフェラーリのレーシング・チームが1月17日、バチカン(ローマ教皇庁)で車いすのヨハネ・パウロ二世と接見し、シューマッハー氏が7回目に「世界一」に輝いた時の真っ赤なレーシングカーの5分の1のモデルカーを贈呈した。
シューマッハー氏は謁見後、「教皇が病気と闘っている姿に感銘を受けた。それをわれわれの将来の成功に役立てたい」と語った。
教皇は、カーレースなどの競技が「社会にとって重要で、連帯などの価値を広める」と述べたという。
フェラーリのルカ・コルデロ・ディモンテゼモロ社長は、今回の贈呈を、「人の道のポール・ポジション(スタート時の先頭位置)に常にいた」教皇をたたえるため、としている。□