教界ニュース

ニュースを友達にも教える

米救世軍が苦境跳ね返し募金増加

 【ワシントン=RNS・CJC】米救世軍は「レッドケトル(赤いヤカン)とベルの募金で知られているが、大型スーパー『ターゲット』のヤカン設置拒否の決定を受けて2004年の募金額を前年より下回る、と予想していた。しかしフタを開けて見ると150万ドル(約1億5000万円)増加し9530万ドル(約100億円)とこれまでの最高となった。
 「9月からクリスマスイブまで私がしたことは、『ターゲット』のヤカン設置拒否についてメディアに訴えることだった。インタビューも全部で1500回に達した」と、救世軍のジョージ・フッド報道担当は言う。
 救世軍は、『ターゲット』店に置いたケトルで11月の第4木曜日の感謝祭から大晦日の間に900万ドル(約9億円)を想定していた。設置拒否という事態に、『ウォルマート』『ビッグロッツ』などライバル店がケトル募金を積極的に訴えたことも増額につながった。
 昨年はオンライン寄付も前年より50万ドル(約5000万円)増加し140万ドル(約1億4000万円)に達したが、増加の大半はこれまで通り赤いケットルに投じられた。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/02/07