教界ニュース

ニュースを友達にも教える

『タイム』誌が最も有力な福音派指導者25人選定

 【ワシントン=RNS・CJC】米有力時事週刊誌『タイム』最近号が初めての企画として、最も有力な福音派指導者25人を選定した。再選されたブッシュ大統領が2月2日に行う一般教書演説とその翌日の朝食祈祷会に時を合わせた企画と見られる。
 当然のことながら、朝食祈祷会の主催者ダグラス・コー氏(76)の名もあがっている。同氏はワシントンに本拠を置く『フェローシップ・ファウンデーション』総裁。
 恒例となっている朝食祈祷会は、招待された宗教指導者には、政治家や各国外交官と話す機会となっている。コー氏は他にも内外の当局者と祈り、話し合う場を多数設けている。
 『タイム』誌はその他、終末の時を扱った小説「レフト・ビハインド(取り残されて=仮訳)の著作で知られる78歳のティム・ラヘイ師から、妊娠中絶や同性愛者の権利に対する反対で知られる46歳のリック・サントラム上院議員までを選定している。
 一方、リストから外されているのは、ジェリー・フォルウェル氏、テレビ伝道のパット・ロバートソン氏など、しばしばニュースに登場する人。「代わりに、私たちは影響力が増しているか、または独自の役割を開拓した人々に焦点を絞った」と、スティーブ・コープ副編集長は言う。
 リストの中の何人かは、白人の福音派キリスト者の78%にブッシュ大統領へ投票させるのに重要な役割を果たした。中でも大統領演説草稿の執筆者マイケル・ガーソン氏(40)とニューヨークの宗教雑誌『ファースト・シングズ』の創刊者リチャード・ヌーハウ神父は、ブッシュ大統領の演説を特徴付ける宗教的なメッセージ作りに大きな役割を果たしている、と同誌は指摘する。
 1月31日に店頭に並んだ同誌の表紙は、選定された人々の顔と十字架が描かれ、「ブッシュは何を彼らに世話になったか」と「民主党にはより多く宗教が必要ではないか」とある。
 リストには他にイリノイ州ウィートン・カレッジのマーク・ノル氏、カリフォルニア州レークフォレストのサドルバック・コミュニティ・チャーチ牧師で「パーポス・ドリブン・ライフ」シリーズの著者リック・ウォレン氏、大衆伝道者ビリー・グラハム氏とその子息フランクリン・グラハム氏、ワシントンを拠点とする保守系シンクタンク『宗教と自由』研究所長のダイアン・ニッパー氏なども上げられている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/02/07