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教皇、喉頭炎で入院、健康状態は順調に回復

 【CJC=東京】教皇ヨハネ・パウロ二世(84)は1月31日からインフルエンザの症状を見せ、2月1日夜、急性喉頭炎のため、ローマ市内のジェメッリ病院に入院した。集中治療を必要とする病状ではないため、通常の病室に滞在している。
 教皇の一般的体調は良好で、呼吸器に対する補助的治療を受け症状が改善したという。
 教会暦では3日は喉の保護者、聖ビアジョの記念日とされていることから、病院内の礼拝堂でミサが行われ、教皇ほか全ての患者と医療従事者のために祈りが捧げられた。
 バチカン(ローマ教皇庁)のナヴァロ=ヴァルス広報担当が4日発表したところでは、教皇の体調は安定し、食事も規則的に摂っているという。
 病院には、教皇入院以来、各国報道陣が詰め掛け、教会関係者始め様々な分野、多くの一般市民からのお見舞いメッセージが相次いでいる。
 バチカン放送によると、教皇の病室から比較的近い、難病治療を専門とする小児科病棟からは、「親愛なる教皇さま。また会いに来てください」との手紙が子どもたちから届けられた。
 過去にジェメッリ病院に数度入院された折、教皇は毎回退院前に、この小児科病棟を訪ねている。□

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