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米NCC代表団が中東を訪問、大統領に断固とした行動要求

 【エルサレム=ENI・CJC】米教会協議会(NCC)代表団11人が中東を訪問、2月3日、ジョージ・ブッシュ大統領にイスラエル・パレスチナ紛争終結のために断固とした行動を取るよう促した。さらなる暴力の悪化を防ぐには米国が圧力を早く強める必要がある、と言う。
 NCCのロバート・エドガー総幹事は、ヤッセル・アラファト氏の死去で、現地に楽観的な見方が生まれてはいるものの、将来の平和に対する代表団の感触は暗い、と語った。
 代表団は、2週間にわたってレバノン、エジプト、イスラエル、パレスチナ自治区を訪問した後、エルサレムで報告書を公表したもの。
 代表団は、なお未完成の分離壁が和平への努力の障害になると見ている。農地、病院、学校、親戚などへの満ちが閉ざされるなどパレスチナ市民の苦境をもたらす原因となっているからだ。防護壁と名付けられているものが、我々からすれば、将来もっと多く暴力を生み出すためのものに見える、と言う。
 イスラエル政府は、壁をパレスチナ側の自爆攻撃を防ぐためのものとしている。
 ヨルダン川西岸地区からの自爆攻撃は、壁の建設以後、劇的に減少した。2003年のイスラエル人犠牲者120人に対し、2004年は40人に達しなかった。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/02/07