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米教会指導者がグアテマラ司教の保護を要請

 【CJC=東京】米教会指導者はグアテマラのアルヴァロ・ラマッツィーニ・イメリ司教が殺害予告を受けていることに懸念を表明、米国とグアテマラ政府に同氏の保護を要請した。
 「この所、移住者宣教に従事している教会活動家が襲撃される事件が相次いでいる。殺害予告が活動家からラマッツィーニ司教自身にまで届くようになった」と米司教協議会国際委員会のジョン・H・リカード委員長は言う。ラマッツィーニ司教はグアテマラ先住民と土地改革の積極的な指導者。同司教はまた、カナダと米国企業がサンマルコス地区で進めている金鉱開発を、先住民の生活を脅かすとして反対している。
 この開発のために世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は、4500万ドル(約47億円)をグラミス・ゴールド社に貸し付けた。
 グアテマラ当局は、1月11日に開発現場付近で行われた抗議デモの参加者2人を殺害した。このことは『フランシスカンズ・インターナショナル』が1月26日明らかにした。グアテマラのオスカル・ベルシェ大統領は、ラマッツィーニ司教がデモ参加者を抑えるべきだった、と述べている。
 2月2日、ワシントンの『メリノール宣教会世界的関心事務所』は、グアテマラ人権オンブズマン事務所がラマッツィーニ司教暗殺の陰謀に関する証拠を発表していることを明らかにした。□

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