【CJC=東京】ローマの教皇庁立レジーナ・アポストロールム大学で、エクソシズムを専門とするコースが2月17日開講した。バチカン放送が伝えた。
悪魔崇拝の実態、悪魔祓い、解放の祈りなど、エクソシズムに関する知識を深める講座で、受講出来るのは、司祭と、司祭になる準備を進めている生徒で神学の修士号を取得した者に限られている。
講座では、神学的観点だけでなく、社会学、司牧、霊性、典礼、科学、医学、法学の観点からも研究に光を当てるほか、若者たちの音楽、雑誌、ビデオゲーム、インターネットの世界も対象としている。
人間学専門のチェチリア・ガット・トロッキ教授は、講座開設の理由として、オカルティズムへ傾倒する若者たちの増加と、それが社会や文化に与える影響への懸念を挙げている。□