教界ニュース

ニュースを友達にも教える

ハンス・キュング神父に「庭野平和賞」

 カトリック神学者のハンス・キュング博士(76)に「第22回庭野平和賞」が贈られることになった。庭野平和財団が発表した。キュング氏が、諸宗教の対話・協力に貢献すると共に、平和の実現に向けて「地球倫理」を提唱したことで世界的に名を知られている、としている。
 同賞は、世界125カ国、約1000人の識者に推薦を依頼し、各国で宗教協力や平和活動に取り組む10人の宗教者によって構成する「庭野平和賞委員会」が審査、決定する。
 キュング氏は、教皇庁立グレゴリアン大学で哲学、神学の修士号を取得、さらにパリのソルボンヌ大学とカトリック研究所で研究をつづけ1957年、神学博士。62年から65年まで開催された第二バチカン公会議では、教皇ヨハネス二十三世から公式アドバイザーに任命された。60年から96年まで、ドイツのチュービンゲン大学で神学部教授を務めた。
 現在、WCRP(世界宗教者平和会議)国際委員会の共同会長。(CJC)□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/02/28