【ＣＪＣ＝東京】ノルウェー・ノーベル賞委員会は、２００５年のノーベル平和賞候補が過去最多の１９９の個人・団体に上ったと公表した。同委員会によると、候補の内訳は個人１６３、団体３６。これまでの最多は昨年の１９４個人・団体だった。
　同委員会は候補名を明らかにしていないが、今年が広島、長崎への原爆投下から６０年に当たることから、核兵器廃絶を訴える日本原水爆被害者団体協議会（被団協）を、『米フレンズ・サービス委員会』（ＡＦＳＣ、クエーカー系団体）が推薦したことは明らかにされている。
　このほか気管切開の手術を受けた教皇ヨハネ・パウロ二世やユーシェンコ・ウクライナ大統領、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）、途上国支援に取り組むロックグループ、Ｕ２のボノ、パウエル前米国務長官らの名が挙がっているという。□