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教皇、術後の傷口も快癒の方向へ

 【CJC=東京】教皇ヨハネ・パウロ二世の順調な回復が、3月3日、バチカン広報局から発表された。
 教皇の気管切開手術による傷口は治りつつあり、教皇は毎日、ローマ市内のジェメッリ病院で呼吸と発声の機能回復訓練に積極的に取り組んでいる。
 ナヴァロ=ヴァルス広報担当は、教皇が毎日病室の隣にある礼拝堂で長い時間を過ごしているほか、訪れる側近たちから教皇庁や教会に関する様々な報告を受取られていることを紹介した。
 教皇の順調な回復が伝えられる中、ジェメッリ病院には、一般市民やローマを訪れる巡礼団などから毎日手紙や花が届けられているほか、各国政府、諸宗教関係者からの見舞い客やメッセージが相次いでいる。
 バチカン放送によると、4日には、バチカン駐在イスラエル大使が、同国の首席ラビ、スロモ・アマルの手紙を携えて訪れたほか、イランのハタミ大統領からの見舞いの言葉がテヘラン駐在のバチカン大使を通じて伝えられた。
 ロシア正教会のアレクシイ二世総主教はじめとするキリスト教関係者からのメッセージと共に、ロシア、ブルガリア、ルーマニア、ギリシャ、ウクライナなど正教会が優勢な各国政府からの見舞いも相次いでいる。□

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