【キト＝ＥＮＩ・ＣＪＣ】ラテンアメリカ教会協議会（ＣＬＡＩ）はエクアドルの首都キトで理事会を開催、最終日の２月２３日、次期大会を２００７年２月１３日から１８日までアルゼンチンのブエノスアイレスで開催する、と発表した。ＣＬＡＩには中南米各国とスペイン語圏のカリブ海諸国のプロテスタント、福音派、聖公会、東方正教会など１５０教会以上が加盟している。
　６年に１回開催される大会のテーマは「恩寵による義、聖霊による自由」（仮訳）。
　開催候補地としては、ホンジュラス第二の都市サンペドロスラとブエノスアイレスが上がっていた。アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイなどラプラタ川地域からの代表は、ブエノスアイレスでの開催が、プロテスタント各派の多様性を示すのに役立つ、と主張した。これはブエノスアイレスの学校で性教育を行う法案に対し、プロテスタント教会が賛否両論を戦わしている最中なことも背景にある。
　アルゼンチンでの大会開催は、主流プロテスタント教会の立場を現地社会で明確化するのに役立つ、と見られている。□