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スペイン列車爆破テロ=遺族が追悼行事ボイコット

 【CJC=東京】191人の犠牲者を出したマドリード列車同時爆破テロから1年。スペインでは3月11日に行われる追悼式典に、遺族は「公式行事には参加しない」と発表した。
 事件直後から、バスク過激派の犯行というウソの説明がされるなど、事件の「政治利用」が進んだことから、反発の声も上がっていた。
 「遺族の会」の代表ピラール・マンホンさんはテロで20歳の息子を失ったが、「11日は私たちの悲しみの日。人生で最もつらい日。私たちだけで泣きたい」と語った。
 マドリード州ではテロが起きた時刻に約600の教会で一斉に鐘が鳴らされることになったが、「遺族の会」はこれにも「厳粛であるべき日にふさわしくない」と中止を要求した。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/03/15