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訪中のライス長官が教会で夕礼拝守る

 【CJC=東京】アジア各国歴訪中のコンドリーザ・ライス米国務長官は3月20日、訪問先の韓国から北京に到着した。世界で最も人口の多い中国での宗教の自由への懸念を強調する意図からか、胡錦濤国家主席との会談後、「棕櫚の日曜日」(枝の主日)の同日の礼拝を夕刻に天安門広場西側のプロテスタント教会『缸瓦市堂』(ガンガシダン=音訳)でまもった。
 同長官の訪問は北朝鮮の6ヵ国会議復帰、台湾問題と中国の急速な軍備拡張を念頭に置いたものではあるが、歴訪中に中国の人権問題、特に礼拝規制を繰り返し非難していただけに、同日の礼拝を午前中に韓国の教会で守らず、意図的に中国の公認教会としては最大の『缸瓦市堂』で守ったものと見られる。報道陣にも同行を認めたとロイター通信は伝えている。予定していた唐家セン国務委員(前外相)との会談をとりやめ、教会『缸瓦市堂』を訪れたとの報道もある。
 『缸瓦市堂』で、ライス長官は、ヘッドホンで礼拝の翻訳を聞き、讃美歌を歌った。礼拝後に退席する際には、会衆数百人が拍手で送り出した。□

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