【CJC=東京】スコットランド・カトリック教会が3月1日、初めて妻帯司祭が誕生した。独身誓願に関し教皇ヨハネ・パウロ二世から特免を受けてのもの。
ジェームズ・ベル司祭(64)がその人。インバネスの聖マリア教会にやく300人が集まったミサで正式に任職した。英国国教会とスコットランド聖公会で司祭の経験がある。
同司祭を叙階したピーター・モラン司教(アバディーン)は日刊紙『スコッツマン』で、「私たちにとっては、非常に新しくて、異例であることは明らかだ。聖公会から移籍してカトリック教会の司祭として働く例はこれまでにもあったが、志願者が改めて叙階されたのは初めて、と思う」と語った。□