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後継教皇選挙、日本からも濱尾、白柳両枢機卿参加

 【CJC=東京】世界で11億人近くにのぼるカトリック信者の最高指導者であるローマ教皇ヨハネ・パウロ2世(84)死去に伴う後継者選出は、伝統儀式に従って行われる。ただヨハネ・パウロ2世は、このうち後継者選任について、96年2月、自ら使徒憲章を策定、伝統を明確化させることによって混乱防止を図っている。
 教皇の条件は「カトリック信徒の男性」だけだが、現実には枢機卿で構成される教皇選挙会(コンクラーベ)で117人の互選により行われる。
 『コンクラーベ』は教皇死去後15〜20日以内にバチカンのシスティーナ礼拝堂で開かれ、投票権を持つ80歳未満の枢機卿117人が秘密投票を行う。3日現在、日程は発表されていない。
 新教皇は、3分の2を超える得票で選ばれ、その場で自ら教皇名を命名、教皇用の祭服を着用することになる。その経緯は外部には一切知らされず、使用済み投票用紙を燃やす煙が白くなった場合に新教皇が誕生したことが分かる仕掛け。
 有権枢機卿の出身別内訳は欧州58、北米14、ラテンアメリカ(中南米)21、アフリカ11、アジア11、オセアニア(大洋州)2。日本からは濱尾文郎(教皇庁移住・移動者司牧評議会議長)、白柳誠一(前東京大司教)の2人が参加する。□

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